進撃の巨人『リヴァイが最後に流した涙」の真意を考察してみた。
進撃の巨人に登場する人類最強の兵士と言えば、リヴァイ・アッカーマンです。
壁が破壊される前から「調査兵団」に所属し、巨人を駆逐してきました。
34巻の最終話にて
「これが結末らしい」
「お前らの…捧げた心臓の」
と呟き涙を流しています。
いろんな別れがありました。
涙を最後まで見せなかった兵長が、涙し敬礼したのでしょうか?
最強兵士リヴァイ
リヴァイとジーク・イェーガーは、過去2回戦っています。
最初は、壁内最強兵士長とマーレ最強の戦士長が激突した「ウォール・マリア奪還戦」は記憶に新しいと思います。
エルヴィン団長と新兵の命を犠牲にして、獣の巨人に突撃を仕掛けます。
その隙に、周りの巨人と獣の巨人に奇襲をしかけます。
彼らの尊い犠牲のおかげで、リヴァイの圧勝で終わります。
しかし、最後はマーレの仲間に助けられ逃げられてしまいます。
次はマーレ襲撃後、ジークはエレンを引き合わせようとする動きがありました。
彼らは2人の接触を避けるため、それぞれ隔離します。
しかし、そこにはジークの罠があり(ワインにジークの脊髄をいれていた)一般兵士は叫び声で全て無垢の巨人に変えられてしまいます。
仲間の命より、ジークの捕獲を優先する組織系統を知らないジークは負けてしまいます
またも圧勝でジークを倒し、今度は捕獲に成功します。
獣の巨人を別の器(人)に移すため、巨人化出来ないように雷装という武器と一緒に拘束します。
でも、ジークの自爆により瀕死の重傷を負わされます。
多くの別れを経験
単行本7巻で、104期の初壁外調査に便乗した女型(アニ)が調査兵団を奇襲しました。
女型は一時捕獲されますが、巨人を呼び寄せその存在を抹消してしまいます。
しかし、余力を残していた女型はエレンを奪うべくリヴァイ班を急襲します。
当時のリヴァイ班は、エレンを逃すという最善策をとったため全滅させられています。
敗北者を無表情で眺めて女型に向かいます。
そこでもたくさん仲間と、リヴァイ班の優秀な兵士も失いました。
「ウォール・マリア奪還戦」では、瀕死のエルヴィン団長とアルミンの命の選択。
これからも、兵団を導く存在のに必要なエルヴィン団長と非凡な才を見せるアルミン。
リヴァイは、かなり重大な命の選択をしたのだと思います。
結果、アルミンを「超大型の巨人」を継承させることで蘇生できました。
憲兵団との闘いの最中、リーヴス商会の会長達を暗殺されます。
全てを見透かされ、ケニー・アッカーマン(リヴァイの母の兄)との市街戦を行います。
その時、ハンジから預かった部下3人を失います。
マーレ襲撃後の飛行船でも、カビに撃たれてサシャも亡くなっています。
リヴァイ兵士長の強さは、亡くなった兵士一人一人の想いが、力となり最強の兵士となったんではないでしょうか。
涙の真相
調査兵団は『後の奴に託す』のが最後です。
託されて、託された結果、最後まで生き残りました。
その場にいることは「多大な犠牲のもと」に成り立っている事実。
先に散った仲間に良い報告が出来たこと。
そして全てが終わり
「自分が捧げた心臓の結末」を見届けた仲間たちに報告が出来て、今生の別れが涙を誘った要因ではないでしょうか。